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怒りは、驚くことで感謝に変わる。

怒りは、驚くことで感謝に変わる。

投稿日:2025年7月14日 / 最終更新日:2025年7月13日

たとえば、「思ったこと」を言ってはいけないのか。

「自分の意見を否定された……。」

「理由もなく反対意見を言われた……。」

「意見を無視された……。」

こんなとき、イラっとしませんか?

このイラっとする感じが、反射的な怒りの反応ですね。

回避することが難しい反応です。

すると、反射的に「思ったこと」を言うのは、

正しいとは言えない場合が多いですよね。

それでも、ネット社会では、

匿名で怒りや愚痴を発散している。

勝手に「思ったこと」を言っているよね。

匿名ならネット社会で言っても、

反論されることないしね。

無責任に投稿できる。

ただし、それがその人の生き方だ。

誰も匿名の人を知らなくても、

本人は無責任な投稿を本人だと知っている。

冷静に見てみると面白いよ。

今、国政選挙の真っ只中。

あれって、醜いよね。

誹謗中傷ありだよ!

当選するために、何でもありの候補者や支援者がいる。

※損得で発言する政治家を真似しちゃダメなんだ。悪い見本にしなくちゃね。(笑)

でも、実名の選挙活動は、結果で評価される。

匿名の投稿活動は、自己満足にすぎない。

このように、私たち一般人も、

やはり「思ったこと」を言うのは、必ずしも自由ではない。

でも、実名で生きる世間でも「思ったこと」を言う人が多い。

だから、

人間関係はうまくいかない。

それでは、

「思ったこと」は言わなければいいのか?

それはいい選択だと思う。

だけれど、ストレスにならないだろうか?

じゃあ、「思ったこと」は、どうすればいいのか?

先人たちから、正しいやり方に学ぼう。

反対意見を言われたら、驚いていることに気づく!すると、怒りがなくなり、感謝が生まれる!

たとえば、

冒頭でお伝えしたように自分の意見に対して、

反対意見、

否定的な意見、

無視されたらイラっとするね。

このイラっとするのが怒りですね。

この怒りは、

二次感情と言われています。

直接的に発生する一次感情は、こんな感じ。

「悲しみ」

「不安」

「怖れ」

「寂しさ」

「驚き」

「恥」

「喜び」

「嫌悪」。

私たちは、このような一次感情の後に、二次感情として怒りを感じるんだ。

ということは、

日常は驚きの連続じゃないですか?

  • 否定される
  • 反対される
  • 無視される
  • 叱られる
  • 思い通りにならない
  • 約束が守られない
  • まわりが不機嫌

そうじゃない。

毎日が、予期しないことの連続じゃないですか?

そうでしょ!

だから、イライラする。

ストレスと感じる。

そんな時、コミュニケーションの達人だった先人は、

日々の予期しない出来事をストレスでなく、

驚きにしていたんだ。

思い通りにならない出来事に驚き、

「在り得ない出来事」と認識したんだ。

「在り得ない出来事」とは、

察しがついたでしょう。

「在り難い」。

「ありがとう。」のことだ。

日々、「在り得ない出来事」「ありがとう」が起き続けている。

「こんなことをされた、どうしよう……」

「ひどいことを言われた、どうしよう……」

「失敗しちゃった、どうしよう……」

その時、驚くんだ。

『ビックリ』するんだ。

だって、思い通りにならないんだから!

こんなふうに日常の驚きを、 怒りにしてしまうのは、もったいない人。

そして、

学び、成長し、人生を前に進める力にする人。

違う人生になることは明白じゃないか。

私たちは、

ストレスや試練から学び成長するよね。

ということは、

日常は学び、成長する宝庫だ。

(※虐待、暴力、ハラスメント等を、意味あるものに昇華されるまでは時間がかかる)

日常の驚きこそが、

人生を豊かにするんだ。

もし、そう思えないんだったら、

まわりの成功者と言われる人たちを見てごらん。

そして、一番驚いてほしいことがある。

自分の当たり前が当たり前じゃないってこと。

自分の当たり前を壊すんだ。

自分の当たり前ほど、

成長を邪魔するものはないんだ。

「思ったこと」は、言ってはいけないのか?

言ってもいいんだ。

それは、自分にとっての当たり前じゃなくて、

誰にとっても当たり前のことを言うんだ。

でも、誰にとっても当たり前だったら、

言わなくてもよくないか?

そうであれば、

素直に「ありがとう」と言えれば、 出来事を冷静に見る自尊心を感じられるんじゃないかな?

自尊心とは、 みんなにとって善いことは何か?

そう考えられる者だけに満たされるものだ。

著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、NLPトレーナー)

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会 代表理事
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング、カウンセリング、メンタリング、セラピー、コミュニケーション能力、コミュニケーション心理学)を提供。

エビデンスベースド(科学的根拠のある)心理学とコミュニケーション能力こそが社会人、ストレス社会、人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施中。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
椎名規夫トレーナー

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