「イラッ!」は避けられない……。取り繕うテクニックとその後。
投稿日:2025年7月24日 / 最終更新日:2025年7月23日
ある宴会の席。
年上の方から嫌味なことを言われた。
「ムカッ!」ときたけれど、
瞬間的に笑顔で対応できた。
鍛錬の賜物!(笑)
でも、「ムカッ!」は膨らんでいく!(笑)
反射的な反応を我慢しても、余韻が広がる。(笑)
正直、あまりにも醜い言動に、言い返そうかと思った。
怒りの感情をぶつけようと思った。
でも、これまでのブログで書いた通り、
思ったこと、
感じたこと、
率直な気持ちをそのまま伝えると、その場を壊してしまう。
道元禅師が説く『感応道交』のチャンスが失われる。
道元禅師の「感応道交」とは、
仏と修行者が心で呼応し合い、互いに響き合う中で、仏道の真理に出会い実現していくこと。
彼の一言で、真理に出会えなくなったらもったいない。
それは避けたい。
でも、彼に嫌味な一言を言わせたのは、俺に原因があるのだろう。
とりあえず今は、この場を繕わなければ。
こんなときは、
そうそう。
「ありがとう」と言うんだった。
今回は、その相手には言わないで、
自分の心の中でつぶやいた。
「ありがとう」
跋扈(ばっこ):思うままにのさばること。好き勝手にふるまい。
最最近の彼は、
ひどい。
しらふでも跋扈。
酒が入れば、
跋扈。
跋扈。
本当に見苦しい。
俺は、
どうすればいいのだ?
反面教師にするのか?
鏡の法則として、
自分の中にある跋扈を反省するのか?
どうしたらいいんだろう?
そんなことを思っていたら、
同じ宴席にいた彼の同級生が彼に、
「あなたは自分の話ばかりで、まわりの話を聞かないね!」
あらっ!そんなにストレートに注意しちゃっていいの?
同級生だから出来るのか。
今、宴会、最高潮に盛り上がってるよ……。
場が凍り付かないように祈った。
すると……
彼は、気づけない。
まわりの人たちを、
まわりの話を聞かないやつばかりと跋扈していた彼が、
自分のことに気づけない。
彼が一番、自分の言いたいことばかり言っている。
そのことにまったく気づかない……
彼が存在する価値は何か?
わからない人には、
何かを言ってもわからない。
それは自負している。
だけれど、
カッコいい存在の彼でいてほしい。
俺という個人が、
こんなことを期待することは無駄なのか?
無駄だよな。
でも考えてしまう。
どうすれば、
カッコいい存在の彼に戻ってもらえるのか?
それこそ、俺の自己中心的な視点。
無駄だ。
彼のまわりには、
そんな彼の悪癖を知りながら、
大人として付き合えている存在がたくさんいる。
彼らは大人だ。
俺もそうすればいいのだろうか?
それはそうだろうな。
そうしながら、待つ。
俺は待つよ。
世話になった。
人として生きる道を教わった。
何度も、何度も、背中を押してもらった。
だから、待つよ。
彼が正しい言葉を使う日を!
彼が、これまで以上に感応道交し、
まちづくりに貢献する日々を!
待ちます。
俺にはない強み、胆力、
これからも見本でいてほしい。
たくさん勉強させてほしい。
これらさえも勝手な思いなのかもしれない。
でもそうして生きていきたい。
一緒に生きていく。
不可知なことばかり……。
今回のブログは愚痴か?