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生涯3本指に入るパラダイムシフト!

『生老病死』は自然なのか?生涯3本指に入るパラダイムシフト!

投稿日:2025年5月7日 / 最終更新日:2025年5月7日

どうにか生きた。


そんな時、衝撃的な言葉に出会った。
池田晶子さんの著書です。

「生老病死は当たり前の事象。お釈迦様は四苦八苦と言ったけど、苦しみと捉えたところにお釈迦様の弱点があったのではないかとさえ思う。苦しいと思うのは人間側の価値。価値と事実は違います。」


生老病死の意味。
お釈迦様が生きた時代。
絶句の息遣いを感じます。


でも、謎の生老病死。
四苦八苦から古の知恵が生まれたのは自明。

生きる。


『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(原題:The Upside of Stress)には、
大きなストレスには、
健康に悪影響を及ぼすことと、
「人を成長させる」部分があるという考え方が記されている。


4回落ちた公認心理師試験。
5回目は必死。
寝る時間を割いて勉強し、
どうにか合格した。

試験が終わったとき。
清々しかった。
合格?
不合格?
どちらでもいい気持ちだった。

心理学を後悔しないくらい学んだ。
自分の血肉となった。
国家資格がなくても、どうにかやっていける自信が宿った。

ストレスから成長させてもらえた事例。
必死に生きてきた『生』。
『生』は苦しいのか?
美しいのか?

今すぐ入院してください。

ある病院にコンサルティングに伺った時。
友人でもあった彼に、
「椎名さん。顔色、悪すぎるよ……」
「血液検査しよう……」


友人の勧めなので、それに従った。
すると彼。
「今すぐ、入院するレベル……」
「血糖値450、HbA1c 11.6。糖尿病で重症……」


彼は、都内の病院に紹介状を書いてくれた。

私の体はボロボロだったんだろう。
目が覚めると足がしびれて、動かないことがあった……
体を傷つけると、傷口が治らない……
きっと、重症だった。


妻が糖尿病患者用の食事を作ってくれた。
私は、自分を大切にできなかったことに情けなく、
涙がこぼれた。


そして、誓った。
「以前のように、妻、家族と好きなものを好きなだけ食べられる体に戻す」
「身体の健康を取り戻す」


2006年の出来事です。
あれから約20年。
どうにか生きてます。
元気に生きてます。


『病』から恩寵をいただいた事例。
無茶苦茶に生きて『病』。
『病』は苦しいのか?
苦しいよね。
だけれど、それだけじゃない。

自分の死と直面して。


自分は死んだことがないので、
死を語ることはできない。
だけれど、死を宣告されたことがある。


高一。
16歳の時。
バイクとの衝突事故に巻き込まれた。

はじめて救急車で運ばれた。
乗った。
まさか自分が救急車に乗るとは・・・・・・

MRI、造影剤、いろいろ検査された記憶がある。
だけれど、意識はとぎれとぎれ……

気がつくと両親が枕元にいた。
父が母に、
「規夫は今夜持たないかもしれないと医者が言っていた……」


私は思った。
「死ぬって、こういうことか!」
「怖いと思っていたけれど、何も怖くない!」
「両親を悲しませるだろうな……」

冷静な意識があった。
信じなくていいけれど、
幽体離脱したような感じで、
少し上からベッドに寝ている自分と両親を眺めていた。

憎まれっ子世にはばかる。
私は、あれから50年近く生きている。
小さい頃、死への“あれほど恐ろしかった”考えが、
この事故から消えてしまった。


『死』んでも意識は残る経験をした。
でも、死んだ後のことはわからない。
望むのは、死んだあと大切なものたちと再会できること。
きっと、再開できる。
この世で出会った奇跡と同じくらい、
あっちでも当たり前に出会えるのだろう。

老い。

私も一人前に老いる。
体は老いた。
これからも確実に老いていくだろう。


反面。
精神的には、少しは成熟してきたと思う


無茶な酒飲みはしない。
食べ過ぎることもなくなった。

出かけることも減った。
外出は嫌いではないけれど、
家の中で先人たちの『古の知恵』にふれることが、
何よりの幸せに感じる。


妻と一緒に温泉に行きたいのはやまやまだが、
お互い、お客様を喜ばせる仕事に夢中で生きている。

私。
妻。
老いた。
そして、成熟した。

人として、
どうやって生きるのか?

生きるとは何か?
一緒に暮らす時間に感謝するだけで、
いつも満たされる。

お客様。
仲間。
社員。
家族。
自然。

『老』とは、
生きる価値を成熟させるものではないのか?


生老病死とは自然。

自ら生きているのか?
自ずから生かされているのではないか?


自ら老いるのか?
自ずから老いるのではないか?


自ら病になるのか?
自ずから病になるのではないのか?


自ら死ぬ人もいる。
だけれど、自分の意志で生きられない人もいる。
それは自ずからではないか?


自ら生老病死を選べても、
本来、自ずからの生老病死ではないのか?


池田晶子さんの言うように、
自ずからに任せて生きてみるのがいいのではないか?


2500年前に悟りを開いたお釈迦様。
王子としての身分を捨て、
家族との絆を手放し、
衆生の四苦八苦を救うために、無私という道を選ばれた。

その無私の精神を、
見習って生きてゆきたい。

著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、NLPトレーナー)

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会 代表理事
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング、カウンセリング、メンタリング、セラピー、コミュニケーション能力、コミュニケーション心理学)を提供。

エビデンスベースド(科学的根拠のある)心理学とコミュニケーション能力こそが社会人、ストレス社会、人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施中。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
椎名規夫トレーナー

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