正しい心理学一覧

「正しい心理学」とは
科学的根拠に基づく実践（Evidence-based practice: EBP） のことを指します。
これは、1992年に臨床心理学に導入されて以来、
医療や教育など多岐にわたる分野で広く普及している考え方です。


科学的根拠に基づく実践（EBP）の要素
EBPは、以下の3つの要素を統合した実践を意味します。
１、科学的根拠（研究結果やエビデンス）
研究によって得られた客観的な知識やデータを重視します。

２、個々の状況や特性
クライアント一人ひとりの状況、背景、ニーズ、価値観などを深く理解し、それらに合わせた柔軟な介入やサポートを提供します。

３、専門性
専門家として持つ知識、スキル、経験を活かし、患者さんの状況と科学的根拠を統合して最適な判断を下します。
　　
「正しい心理学」が目指すもの
「正しい心理学」は、従来の様々な理論や実践法が存在する中で、
より客観的で効果的な心理学の実践を目指しています。
　　
科学的根拠に基づき、かつ個々の患者さんに寄り添うことで、
質の高い心理学的サービスを提供することに重点を置いています。
　　
そして、正しい心理学ベースの知識は、
誰かと向き合う時のベースに過ぎません。