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わかってもらえない時にこそ、自分に優しく

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会

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わかってもらえない時にこそ、自分に優しく

わかってもらえないことを、わかってもらえない

「どうして、わかってくれないの?」「それくらいわかってよ。」
この様な心の声は、沢山の人が持ったことがあるでしょう。
こちらのブログをご覧いただきながら、「わかってもらえない」気持ちを持っている方もいらっしゃるかと思います。

本当は、気持ちをぶつけたい相手もいるのでしょう。
しかしながら、日本人は、自己主張の文化が強くはありません。

「これを言ったら怒られるかな?」「傷ついてしまうかな?」「私が我慢していればいっか。」
色々な内言(独り言・心の声)を言い聞かせ、気持ちを外に吐き出すのを我慢するのです。

しかし、我慢するのには限度があり、一定のストレスや感情を誰かに吐き出したり、相談したりもするでしょう。
そうすると、相手から、アドバイスをされたり、自分が聞く立場だと、自分の意見を伝えてしまうことが多いのです。

ところがアドバイスをされると、「そういうことじゃないの。」「ただ、聞いてくれれば良いのに」
「そんなことは、わかっているけど、出来なくて困ってるの・・・」などこの様な、気持ちになることはありませんか?

こういった気持ちが「わかってもらえない」に繋がることも少なくないでしょう。

アドバイスだけで、心のテーマを満たすのは非常に難しいものです。
実際に、心のテーマを扱う統計でも「クライアントにとって最も援助的ではない行為」と書かれています。
受け入れることもできなければ、受け取ってもらえないことが多いです。

勿論、技術や知識レベルの段階で先輩から後輩へ伝えるときは、効果的な場面も沢山あるでしょう。
中には、アドバイスを受けて楽になった方もいらっしゃるはずですから、全てがNGという訳ではありません。

しかし、「わかってほしい」「わかってもらえない」という感情は
「教える」というアプローチでは、ほとんど解決しないのです。
心は、知識ではなかなか満たされません。

わかってもらえた!と思うとき

「わかってもらえない」という感情があるということは、以前に「わかってもらえた」という感情を体験したからですね。
そのときを思い出すことは出来ますか?幼い頃の記憶であれば、曖昧かもしれませんね。

多くの方は、「親身になって聞いてくれたとき」などと「聞いてくれた」というフレーズを仰ります。
また、「私の為に何かをしてくれたとき」、「寄り添ってくれたとき」など沢山ありますね。
「教えてもらう」よりも「聞いてもらう」のほうが「心」はスッキリするみたいですね。

重要なことは、「大切にされた」と感じているかどうかじゃないでしょうか?
言葉や聞き方・・・だけではなくて、行動なども含めて、「私を主人公にしてくれているか?」ということ。

ですから、あなたが「相手のことを良い状態にしたい!」と思える相談を受けたときに
「相手のことを主人公にしているかどうか」ということは、とても重要なようそなのです。

自分で自分のことをわかってあげられる

これまで、誰かに相談するという前提でお伝えしてきましたが
近くに相談相手が居ないときや相談する癖を身に付けていないときは、どうしてますか?

わかってもらえない・・・そんな気持ちを自分一人で抱え込んでストレスを感じると
「闘争・逃走・固まる」この3つの反応が起こるとされています。

わかってもらえない気持ちを誰かにぶつけたり、
問題から逃げてみたり、塞ぎ込んだり、過度な飲酒や食事をする方も多いです。

もちろん、ときには怒ったり、逃げたりすることも必要な場合もあるでしょう。
しかし、自分が辛いときに誰かを攻撃したり、自分を虐めたりすることで、より「私」が傷ついてしまいます。

「自分のことを、自分自身は、わかってあげられてますか?」

傷ついたとき、わかってもらえないとき、自分自身に寄り添うことは、とても大切です。

そして、相手にわかってほしいと思うより、自己理解をする方が楽になれます。
上手くいかないときは「良くやってるな」と、ねぎらいの言葉を自分に優しく伝えてみてください。

相手も私も一生懸命だからこそ、相手をわかってあげられる余裕なんてないことが多いです。
しかし、いつも一緒の「私」には、自分自身が最高の理解者でありたいですね。

あなたにお勧めの講座です。

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