コミュニケーション能力とは?
私たちトレーナー協会は、
コミュニケーションを『人』の在り方そのものと考えています。
あの20世紀最高の知の巨人
人間の自己実現を説いた
ピーター.F.ドラッカー氏も同じようなメッセージを残しています。
『人』の在り方とは、人の本質と向き合える能力です。
それを「人間力」と言います。
そして、本質と向き合あえる人間力は、
関わる人々を自己実現に導く最高の能力です。
人間力とはまさに、社会で求められるコミュニケーション能力の言い換えとも言えるのです。
それでは、どのようにすれば自分とまわりを自己実現に導く、
コミュニケーション能力を身に着け、高めることができるのでしょうか?
それには、まず現状を正しく知る必要があります。
なぜならば、長い間、間違ったトレーニングが行われているからです。
それでは、最初にその証拠をご覧ください。
不思議!10年以上変わらない現実。
企業が人材採用に求める能力のトップは、相変わらずコミュニケーション。
毎年、話題になります。
日本経団連のアンケートでは、
企業が人材採用時に最も重視する要素として、
2004年から連続で「コミュニケーション能力」が第1位です。
不思議ですね。
変わらないのです。
この、求められる能力が10年も変わらない現状から、
次のことが言えると思いませんか?
新入社員にもコミュニケーションの研修は必要でしょう。
けれども、
受け入れる側にこそ必要なのではないでしょうか?
受け入れる側が変わらないから、
10年以上も求められるテーマが変わらないのです。
私たちトレーナー協会では、現状を次のように考えています。
・これまでのコミュニケーション力を向上させるやり方では限界がある
・新人を受け入れる側にもコミュニケーショントレーニングの必要がある
・新人たちには、問題を成長の機会ととらえて自分で乗り越えていくトレーニングが必要
長い間、社会から求められている能力が、
「コミュニケーション能力」であり続ける一番の理由。
それは、社員として入社する側にばかり問題があるのではなく、
受け入れる側にも大きなテーマがあるのです。
時代が変わった今、
入社する側、そして、受け入れる側、どちらにもテーマがあり、
どちらにも時代に合わせた研修が必要なのではないでしょうか?
これまでのコミュニケーション力向上のやり方では限界がある

10年以上も上手くいっていない今のやり方は、
いつまで続けられるのでしょうか?
多分、これからも当分変わらないでしょう。
なぜならば、古くからのコミュニケーション研修会社は、
変わらない方が楽です。
そして、安くない費用をかけて、
役に立たない研修を繰り返いしていた担当者も責任を負わずに済みます。
これが現状なのです。
一部にしか役立てられないコーチング研修を繰り返し、
まわりとの距離が離れていくことに気づかないリーダー層。
「叱り方」「褒め方」に明け暮れる中間管理職と管理職。
そして、
上辺の「聞き方」「話し方」を新入社員に教えることが、
コミュニケーション研修と勘違いしている...
もちろんよく誤解されるように、「自己PR」の能力を鍛えるのもちがいます。
この20年、コミュニケーション研修の現状はまったくと言っていいほど、
変わっていないのです。
これでは、企業が求める人材の能力が変わらなくても仕方がないのです。
失礼な表現になりますがお許しください。
多くの方は気づきませんが、
上から目線で物事を考える方に好まれるコミュニケーションスキルが、
叱り方、
ほめ方です。
もし「叱り方」、「ほめ方」が上から目線であることに疑問があるなら、
尊敬する方の嫌な部分を叱ったり、
尊敬する方の良い部分をほめたりしてみてください。
尊敬する相手を叱ることには抵抗を感じるし、
ほめれば「ゴマスリ」と受け取られかねません。
そして、「質問力」を代表するコミュニケーションスキルがコーチングです。
ところが、コーチングが組織内で機能しないことは、
私たちの世界では当然の認識になっています。
なぜならば、一般的にコーチングは、
やる気の高い方に機能するからです。
そして、コーチングが一部にしか機能しない現実に彼らの多くは、
「コーチングはやる気のある相手にしか機能しない」と
胸を張って主張しているのです。
「コミュニケーションの目的の一つは相手をやる気にさせること」なのに、
これでは、コーチングが役に立たないと自ら宣言しているようなものです。
叱り方、ほめ方、質問力、コーチングが不要なのではありません。
それ以上に、もっと大切なスキルがあるのです。
それに気づかないのです。
いいえ、その技術を知らないのかもしれません。
なぜならば、求められているコミュニケーション能力は、
これまで全くと言っていい程、学ぶ機会がなかったからです。
それは、求められている能力の一つが、
相手の意欲を引き出すことだからです。
そして、この能力は企業でいえば、
新入社員が求められるものではありません。
受け入れる側が持っていなければならない能力です。
そして、それこそが自分とまわりの自己実現を援助する力となるのです。
ピーター・ドラッカー氏が記したように、
知識社会になりました。
時代の移り変わりとともに価値観の多様性が尊重されるポストモダンの時代です。
私たちは関わる者たちをパートナーとして受け入れます。
そして、彼らの自己実現を援助するのであれば、
叱る、ほめる、質問力のトレーニングよりも、
もっと大切なコミュニケーションスキルがあるのです。
叱り方、ほめ方、質問力、コーチングは重要なテクニックです。
しかし、それだけでは自己実現を援助することは出来ないのです。
コミュニケーションの目的が自己実現であれば、
リーダーたちは、
まわりにもっと気づいてほしい、
成長してほしい
やる気を出してほしい
自立してほしいと思うのではありませんか?
今の社会に必要なコミュニケーションを学びましょう。
時代に合ったスキルを身につけましょう。
「在り方」「人間力」が問われる時代から『深化の時代へ』。
分野を超えてコミュニケーション力が求められています。
それは、
私たちの講座・セミナー・研修に参加された方々の多様さが教えてくれます。
人材開発、能力開発、教育、福祉、医療などの分野。
また、専門分野で活躍する方。
家族のリーダー的な存在である主婦。
これから社会に旅立つ学生までもが、
コミュニケーション力の向上に真剣に取り組んでいます。
そして、
その力の違いは大きく成果を左右します。
なぜならば、
コミュニケーションの力とは、
その人の「在り方」そのものであり「人間力」だからです。
例えば、
「子どもが言うことを聞かないから、つい怒鳴ってしまう」というテーマで、
学びに来たお母さんがいました。
この様なテーマを持つ方は少なくはありません。
そして、子どもに深い愛情を持って関わるお母さんほど、
このようなテーマと正面から向き合います。
ところで、この問題の本質は、どこにあるのでしょう?
実は、
お母さんの一方的な受け取り方が問題解決を邪魔しているのです。
なぜならば、
子どもは『言うことを聞かない』のではありません。
子どもは『言うことを聞きたくない』のです。
これは問題をお母さんから見た場合と、
子どもから見た時の違いです。
そして、この見方を変える力こそが『人間力』なのです。
お母さんが自分本位の物事の見方ばかりではなく、
子どもの立場でも考え・感じることができる。
コミュニケーションにおいて、
主人公が自分ではなく、
相手を中心にして知覚する力。
この能力こそが『人間力』の大切な側面です。
ですから、どんなにテクニックを学んでも、
「在り方」「人間力」を学ばなければスキルにはなりません。
うわべのテクニックだけでは日常生活さえ上手く行きません。
まして、社会で求められるコミュニケーション能力など手に入らないのです。
「社会で求められるコミュニケーションの公式」
そして、時代は「在り方」「人間力」から『深化の時代』へ
真剣な方ほどコミュニケーションの大切さに気づいている。
まわりとの関係性を大切にする方ほど、
コミュニケーションのテーマに悩むものです。
一つは関係性。
二つ目は苦手意識、否定的なテーマの克服。
三つ目は成果と自己実現です。
関係性のテーマは次の通りです。
- 「成長に貢献したい・・・」
- 「やる気を引き出したい・・・」
- 「もっと、気づいてくれるように育てたい・・・」
- 「より良い関係性を構築したい・・・」
- 「深い信頼関係が構築できるコミュニケーション力を身に付けたい・・・」
- 「(妻、夫、親、子ども、上司、部下、専門家)としての役割と義務を果たしたい・・・」
- 「出会えて良かったという関係を作りたい・・・」
具体的に次のような問題が解決できます。
- 「苦手な相手とのかかわり方を知りたい・・・」
- 「率直に気持ちや意見を伝える方法を知りたい・・・」
- 「怒りやイライラに対する具体的な対処法を身に付けたい・・・」
- 「失った自信を取り戻したい・・・」
- 「日常生活で起きる『落ち込み』から脱出する方法を知りたい・・・」
- 「コミュニケーションの苦手意識を克服したい・・・」
- 「専門家としてのスキルアップに役立てたい・・・」
- 「自分とまわりの自己実現に役立てたい・・・」
- 「仕事の生産性や成果を伸ばしたい・・・」
- 「生きる目的などの実存的なテーマを克服したい・・・」
- 「起業、独立、マネジメントで実績を残したい・・・」
- 「『子育てが一段落』『定年後』『キャリアチェンジ』に活かしたい・・・」
- 「まわりに何かを伝えるトレーナーとしての仕事につきたい・・・」
様々な場面で必要とされています。
そして、奥深い学びです。
ピーター.F.ドラッカー氏が、
「コミュニケーションとは、組織の在り方そのものである」
と記した重みをヒシヒシと感じます。
組織とは『人』の集まり。
つまり、
「コミュニケーションとは『人』の在り方そのものです」と言えるのです。
だからこそ、
人材開発、能力開発、教育、福祉、医療などの分野を超えて、
様々な方がコミュニケーションに注目しているのです。
リーダー的な存在。
そして、
これから社会に旅立つ学生が、
『人』の在り方に真剣に向き合っているのです。
だからこそ『深化の時代』を生きていく力が必要なのです。
『世界中を笑顔』にする。
コミュニケーションの力が、
まわりに気づきと可能性を提供します。
コミュニケーションの力は、
豊かで楽しい時間を自ら創り出していく能力なのです。
その力こそが関わる者たちを笑顔にする最高の能力なのです。
それが『世界中が笑顔』にする第一歩です。
私たちはコミュニケーションを学ぶ方が大好きです。
トレーナー協会は、
『人』と真摯に向き合うトレーナーが集まり設立されました。
トレーナー協会は、
自分とまわりの自己実現と真剣に向き合い、
一緒に社会を笑顔にしていく皆様にコミュニケーションを伝えています。
コミュニケーション能力は『人間力』
「コミュニケーションとは、組織の在り方そのものである」
P.F.ドラッカー

私たち一般財団日本コミュニケーショントレーナー協会が、
あの二十世紀最大の知の巨人と評されたドラッカー氏の言う組織になれているのか?
それには、まだまだ疑問が残ります。
それでも、
私たちトレーナー協会は声を大にして叫びます。
私たちトレーナー協会にコミュニケーションを学びに来る方の中には、
「まわりが思い通りにならない・・・」と悩む方もいらっしゃいます。
「一生懸命関わっているのに・・・」と自分を責めてしまう方もいます。
そのまわりとは、それぞれ、
子ども、
配偶者、
親、
上司、
部下、
恋人・・・。
お母さんの子育てのテーマは良く見かける光景です。
ある母親が、
「最近、子どもが言うことを聞かなくなった。こんなに愛情をかけて育てたのに・・・」
と嘆きながら、イライラしています。
更に、
「どうすれば、子どもが言うことを聞くようになるかしら・・・」
と子どもを変えようとします。
ところが、他のお母さんは、
「最近、子どもが言うことを聞かなくなった。子どもが自分というものを持ち始めた・・・」
とニコニコして喜んでいます。
更に、
「これから、どの様に私の関わり方を変えればいいのかしら・・・」
と自分が変わろうとするのです。
違いをもたらす違い
二人のお母さんに起きている出来事は同じなのに、
それぞれのお母さんの反応は異なるのです。
同じようなことは仕事場でも起こります。
上司に叱られて「あの上司は、自分を嫌っている」と否定的に受け取る方がいれば、
「私に目を向けてくれている」と肯定的に受け取る方もいるのです。
さて、同じ出来事を否定的に受け取った方と肯定的に受け取れる方。
どちらが気分よく日常を過ごすことが出来るのでしょう?
もちろん、出来事を肯定的に受け取れる方たちが、
気分よく過ごせることでしょう。
出来事をどのように捉えるのか?
ドラッカー氏は組織の未来を創造する手段として、
予期しない出来事が起きた時は、
「それが本当にやるべき仕事かもしれないから疑え」と教えてくれました。
例えば、付箋紙としてよく利用される『ポストイット』いう商品は、
強力な接着剤を開発する途中で、
失敗作から誕生したそうです。
非常に接着力の弱いその接着剤は、
直ぐ剥がれることを武器に世界で大ヒットする『ポストイット』を生みだしたのです。
接着剤の開発の失敗。
言うことを聞かない子ども。
上司から叱られること。
そうです。全ての出来事の意味は、
私たちがどのように受け取るかで決まるのです。
私たちに失敗などないのです。
全ては学びなのです。
次に同じことが起きた時にもっとうまくやる為の練習なのです。
それは性格の違いとは異なります。
どのように日常の出来事に向き合うのか?
私たちの普段の姿勢で決まるのです。
私たちは失敗から学びます。
そして、学んだことを実践し、
次回から成功するように行動します。
それを責任と言います。
責任とは、
失敗に気づき、
繰り返さないように自分が成長を続けること。
失敗して責任を取る生き方こそが自己実現を果たす生き方なのです。
正に、コミュニケーションは『人』の在り方そのものです。
つまりコミュニケーション能力とは?
コミュニケーションを専門に15年学び、
伝える仕事をはじめてから10年が経ちました。
そして、気づいたのは、
コミュニケーションの達人たちは、
驚くほどシンプルな能力を大切にしていることです。
そして、
子育て上手な母親、
優れた経営者、
ビジネスリーダー、
あのハウスメーカー「セキスイハ○○」東京支店のトップ営業マン、
プロカウンセラー、
コーチ・・・。
分野が違っても達人とよばれる者たちは、
共通するコミュニケーションテクニックを使っているのです。
シンプルさは時に、
コミュニケーションのトラブルが引き起こすことがあるのです。
更に、相手を思う気持ちが強いほど、
コミュニケーションのミスマッチは起きます。
でも、大丈夫です。
シンプルなコツさえわかれば、
私たちはストレスのない日常生活が送れるのです。
それでは、
『深化の時代』に求められる
シンプルなコミュニケーションスキルをお伝えしましょう。
深化の時代。求められているコミュニケーションとは?
深化の時代、Beingレベルのコミュニケーションが注目されています。
Beingレベルのコミュニケーションとは、
深い人間関係をつくるスキルです。
それは、テクニックを超えたスキルです。
具体的に、Beingレベルのコミュニケーションを紹介しましょう。
例えば、
あなたはある会社のリーダーだとします。
そんなあなたに、ある日、部下が相談にきます。
部下:「リーダー、実は仕事が遅れていて...、言えませんでした...」
リーダーとしてあなたは、どう対応しますか?
もちろん、怒っても良いでしょう。
叱っても良いでしょう。
そして、慰めるのもOKです。
Beingレベルのスキルがモチベーションを左右する。
「実は仕事が遅れていて...、言えませんでした...」と相談してきた部下に、
Beingレベルなら次のように対応します。
「責任感が強いから言いにくかったんだね...」
「そんな時のために私たちがいるんだよ...」
「君は正直だなぁ...」
「そんな君と仕事できて安心だよ...」
いかがですか?
こんな言葉をかけられたら部下はホッとして安心するでしょう。
そして、こんな上司の下で仕事が出来ることに誇りを感じるでしょう。
信頼関係が深まり、
部下のモチベーションが上がります。
「責任感が強いから言いにくかったんだね...」
「そんな時のために私たちがいるんだよ...」
「君は正直だなぁ...」
「そんな君と仕事できて安心だよ...」
これらがコミュニケーションの達人たちが使う言葉なのです。
この様なシンプルなやり取りが、
まわりと深い信頼関係を構築し、
相手のモチベーションを左右するのです。
社会から求められるコミュニケーション力です。
だから達人たちは、
まわりにさまざまな影響力を持ちます。
深い信頼関係の構築。
そして、
感情とモチベーションをコントロールし、
人間関係、
子育て、
マネジメント、
コーチング、
カウンセリング、
マーケティング、
営業トーク、
それぞれの分野で卓越した成果を手にするのです。
同じことを実践しても成果に繋がらない方たちの特徴は、
相手と深い信頼関係が構築出来ないからです。
そうです。
Beingレベルのコミュニケーションを
身に付けることが今の時代に求められているのです。
Beingレベルのアプローチが、
優れた信頼関係をつくる能力です。
Beingレベルのスキルは、
関係性にアプローチする能力です。
そして、Beingレベルのコミュニケーションが、
仕事と日常生活を充実したものにするのです。
Beingレベルのコミュニケーションはコミュニケーションの土台です。
コミュニケーションが上手くいかないと悩んでいる方がいたら、
もしかすると上辺のテクニックに溺れているのかもしれません。
Beingレベルのコミュニケーションという土台がないのに、
テクニックという刀を振りかざしても、
世の中で溺れてしまうようです。
自分とまわりの成果を左右するコミュニケーションを、
一緒に学びませんか?
コミュニケーション能力が自己実現を可能にする
社会で求められる人材の能力とは、
自分に与えられた問題を、
成長の機会としてとらえて、
楽しんで乗り越えていく能力です。
ある大手人材育成会社によると、
会社を辞める一番の理由は、
人間関係をテーマにしたものだそうです。
そして、人間関係のテーマの本質とは何か?
それは、自分の存在が求めれているのか?ということです。
2013年。メジャーリーグでチームを世界一の栄冠に輝かせた立役者、
上原浩治投手は「なぜ、今年は活躍できたのですか?」への問いに、
「自分が求められているのをヒシヒシと感じたから、
それに応えようと思って頑張れた」と話していました。
彼は一時、メジャーリーグで期待どおりの活躍ができない時期がありました。
その理由を彼は次のように述べました。
まわりから求められていることが感じられなかった。
そうです。
期待されること、存在を大切にされることによって、
私たちは潜在能力を発揮することができるのです。
だからこそ、仕事、マネジメント、人材開発、人材育成、
子育て、家族、プライベート。
社会全体でコミュニケーションが求められているのです。
社会で求められているコミュニケーションとは、
自分とまわりの潜在能力を発揮し、
上原投手をやる気にさせたように自己実現の援助をしませんか!
私たちはだれでも、
上原投手がやる気を出したように、
まわりに肯定的な影響を与えるコミュニケーションの力を持つことができるのです。
時代が求める人材の能力とは?
私たちは、
時代が求める4つの能力をテーマに、
コミュニケーショントレーニングを実施しています。
1.気づく力
2.寄り添う力
3.関係性を構築する力
4.自己開発する力
コミュニケーションは、人生を、更に楽しく豊かにします。
- 気づく力
ある大手企業の人事部の方の話では、
自分に与えられた仕事をするのは得意でも、
自らそれ以上のことをする新人が減っているそうです。
自分の仕事を全うすることは大切ですが、
期待以上の成果を上げることも大切です。
それには、気づく力が必要です。
仕事、プライベートにおいて気づく力は、
『気くばり』『思いやり』『おもてなし』と表現され、
社会を生き抜く人間力の基本なのです。 - 寄り添う力
例えば、上司の仕事は部下の成果を上げることであり、
部下の仕事は上司の成果を上げることです。
そこで、まわりを上手に成長させるには、
見守る姿勢が大切です。
なぜならば、一般的にプロセスが良くても、
結果が伴わなければ評価されない世の中です。
結果が重要視さえる社会ではプロセスが無視されがちです。
プロセスが無視されるとモチベーションが下がります。
プロセスが評価されないと大きなストレスにもなります。
そこで、褒める、叱る以上にねぎらうことが大切です。
寄り添う力は、かかわる者たちのモチベーションになります。
リーダーとしての資質の一つです。 - 関係性を構築する力
多様な価値観が尊重される社会に変わりました。
一昔前は、同じ価値観を持つことが大切にされました。
今の時代は個の価値観が尊重され、
仕事も専門性が問われる時代になりました。
専門性を持つことは強みですから、いいことです。
ところが、専門性を持つスペシャリストほど、
まわりとのコミュニケーションに悩んでいるようです。
専門性を持ってたとしてもまわりとの関係はよくなければ、
成果を手にすることが難しくなります。 - 自己開発する力
問題や壁に向き合う時に、
それを乗り越えることを成長と受け取る能力です。
そうです。
問題を乗り越えることが成長です。
社会に求められているコミュニケーションは、
自ら問題を、楽しみながら乗り越えていく力なのです。
リーダーとして、絶対に身につける必要があります。
求められる能力を学ぶ前提。『自分自身』でいること
求められているコミュニケーション力を身に付ける必須条件が、
リラックスする力です。
いい状態で自分自身でいることです。
なぜ、リッラクスし、自分自身でいることが、
コミュニケーションを学ぶ上で必要なのでしょうか?
それは、リラックスし良い状態でいることで、
私たちは成果を手に入れることができるからです。
私たちは、
どんなに知識があっても成果を手に入れることはできません。
例えば、
大学受験を考えてください。
本番前の模擬試験で良い成績をとっても、
本番で緊張してしまえば実力が発揮できません。
能力が発揮できなくては不合格になるかもしれません。
また、どんなに知識があっても、
会議やプレゼンの場などの緊張してしまったら、
自分本来の実力が発揮できません。
緊張が元で人前で話すのが苦手な方は、
まわりから能力が低いと誤解されたりします。
能力を発揮するには、このようにリラックスする力が必要となるのです。
人前で緊張してしまう方。
プレゼンなどで頭が真っ白になり、
何を話していいのか分からなくなる方。
会議などで過度に緊張する方。
そんな方への対処法の一つが、
いろいろな状況下で自分自身をリラックスさせるスキルなのです。
リッラクスすることは、
知識を成果に繋げるためのスキルです。
コミュニケーションを実践するための前提なのです。



『深化の時代』をワクワクして生きる。Beingレベルと関係性レベルのトレーニング
私たちトレーナー協会では、Beingレベル、関係性レベルに
重点を置いています。
Beingレベル、関係性レベルの
コミュニケーショントレーニングは、正直、簡単に
身につけることは難しいでしょう。
繰り返しのトレーニングが必要になります。
但し、一度、身につけば一生もののスキルとなり、自分と
まわりの自己実現に深く関われる存在になることでしょう。
Beingレベルと関係性レベルのコミュニケーショントレーニングは、
自分とまわりの存在を大切にするスキルです。
そのスキルが身につくと次のような存在になれます。
- チャンスを提供し、自分では気づかなかった挑戦課題に目を向けさせてくれる存在
- まわりから絶対の信頼を置かれる存在
- いかなるメッセージにも耳を傾けたくなる存在
- 耳の痛い事柄を伝えつつ、こちらの言い分にも耳を貸してくれる存在
- 向上心をかき立ててくれる存在
- リスクを冒しても大丈夫であるという気持ちにしてくれる存在
- 内なる不安や疑問を乗り越えられるだけの自信を与えてくれる存在
- 既存の目標よりもさらに高い目標の設定を後押ししてくれる存在
Beingと関係性レベルをトレーニングして、この様な存在になってこそ
『聴き方』『伝え方』『質問力』『信頼関係の作り方』『叱り方』『褒め方』
というテクニックが活きるのです。
Beingと関係性レベルのトレーニングこそ、
深化の時代を生きるコミュニケーション能力です。
自分とまわりの自己実現が可能になるのです。
『自分自身でいること』と『自分とまわりの自己実現』
いつでも自分自身でいる。
すると「気づく力」を持つ存在として、自分とまわりに気配りが出来ます。
そして、
気づけるから「寄り添う力」を生まれ優しくなれます。
優しさは「関係性を構築する力」です。
一人では成し遂げられない貢献を一緒にできます。
それこそが「自己開発する力」です。
自己実現のプロセスです。
コミュニケーションは『人』の在り方そのものです。
だから、
コミュニケーションを学ぶ方が大好きです。
トレーナー協会は『人』と真摯に向き合うトレーナーが集まり設立されました。
私たちコミュニケーショントレーナー協会のメイン活動の一つは、
自分とまわりの
自己実現、
自己開発を支援するコミュニケーションを全国に広げることです。
そして、もう一つのメイン活動が、
自分とまわりの
自己実現、
自己開発を支援するコミュニケーションを全国に広げる
コミュニケーショントレーナーを育成することです。
私たちは、
コミュニケーションを通して世界中を笑顔にする人を育成する団体です。
一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会
代表理事