突然、告げられた社員からの離職。
投稿日:2025年10月2日 / 最終更新日:2025年10月2日
昨日のコンサルティングの始まり。
顧問先の社長が来社。
やや表情が暗い。
すると、突然、話し始めた。
「新卒、2年目の社員の様子が深刻だったので、こりゃおかしいと思ったんです
すると、案の定、『会社を辞めたいって』言うんです。
理由を聞いたら、
- 給料が安い
- 将来が不安
- 海外旅行に行きたい
- 今付き合っている子と結婚したい
- 自営で運送業を始めて生活していく
彼だけ、給料上げるわけにもいかない。
どうしたもんでしょう。
そういう時代なんでしょうか……」
一言、社長さんに伝えました。
「社員が辞めなくなる方法があるけれどやってみるか?」
最初、彼はその方法を疑い深く聞いていた。
今朝一番。
午前1時58分。

彼は社員の離職を留めた。
社員から社長へ想いが届き、
社長はその想いを受け取った。
そして、社長の想いを社員に届けた。
愛に包んで。
愛に包まれなかったら、
留まる社員が泣くはずがなかろう。
100%成功するわけじゃないけれど、
芯のある社員なら留まる。
愛をもって接すれば、以下の情報に惑わされなくてすむ。
- 給料が安い
- 将来が不安
- 海外旅行に行きたい
- 今付き合っている子と結婚したい
- 自営で運送業を始めて生活していく
仕事を通して自己実現させるために雇用している社員だ。
本質で付き合うんだ。
強みと価値観に合った仕事で、社員に成果を上げさせるのがマネジメント。
それさえ伝えれば、100%ではないけれど社員を引き留められる。
具体的に何を伝えるのか。
それは、一人ひとりの社員に状況によって違う。
そして、すべての社員に伝えることは同じでもある。
社員が辞めるには背景がある。それは普遍だ。
しかし、その背景に隠れている事情は計り知れない。それが情報だ。
背景は普遍。しかし、そこの事情は無限なのだから、それは解消のしようがないではないか。
無限を解消できるような能力を、私たち人間が持っているはずがない。
だけれど、背景は普遍。
背景というものは、その人だけのものだ。
それであれば、その人だけに存在する背景に言葉をかければいいだけだ。
そんな言葉が、社員を留まらせたのだ。