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『人生の真実』を学んだ。「すべては未熟である。残りがあるとすれば許し」

『人生の真実』を学んだ。「すべては未熟である。残りがあるとすれば許し」

投稿日:2025年6月28日 / 最終更新日:2025年6月27日

『なぜ』の問い方がメンタルを壊しそうになる。

家族が落ち込んでいる。

まわりの者は辛い。

特に、

それが子ども。

子どもがメンタルを壊していると感じた時、

代わることのできない親は辛いものだ。

未完成な者同士の親子。

その自覚がなければ、苦悩が深まる。

人間は不完全に生まれて、死ぬまで不完全。

メンタルを壊した経験がある者は知っている。

3年のうつ病経験を持つ私もその一人。

人間は、どこまで行っても不完全。

一所懸命に生きても、

満たされるのは一瞬。

それさえも感じられない人も多いかも知れない。

不完全とは何か?

毎日、驚くことばかりが起きているということ。

「昨夜は、寝つきが悪かった……」

「仕事で思い通りにならなかった……」

「ケンカした……」

「ジムに行けなかった……」

「自分が情けない……」

「会社に行くのがイヤ……」

そのほかにも、生きていれば不完全なことばかり。

あーぁ、嫌になっちゃうよね。

生きていれば、みんな同じだ。

じゃあ、人間は不完全なのに元気で生きてるって人は、何が違うのよ!

不完全を苦悩にする生き方。楽しむ生き方。

私が、心底後悔していることがある。

それは、他者責任ばかりの話題の方に、

『他者責任の女王』とフィードバックしたこと。

そんなこと言わなきゃいいのにさ。

鏡の法則なら、

自分の他者責任を彼女は見せてくれた。

それでも、私はいらんことを言ってしまった。

5年くらい前か……。

今も、後悔と罪悪感で苛まれる。

「なぜ」

「なぜ、言っちゃたんだろう……」

苦悩にも、やる気にもなる問い『なぜ』

「なぜ、彼女に『他者責任の女王』と伝えてしまったのか?」との問いは、

苦悩と会話することになる。

ざっと、こんな感じになる。

  • 「彼女の為になるから……」
  • 「自分がそれで痛い目に合っている経験があるから……」
  • 「社会人として恥ずかしい……」
  • 「もっと、大人になってほしい……」
  • 「見て見ぬ振りが出来なかった……」
  • 「彼女は、それに気づけないでいるのでは……」

『なぜ』を問うと、言い訳が無制限に出てきてしまう。

一般的に言われるネガティブな出来事を振り返る時、

『なぜ』を問うのは厳禁なのだ。

問うべきは、それを知性で学びに繋げること。

「何を学んだのか?」

「在るべき姿は何か?」

「求められていることは何か?」

「どんな可能性があるのか?」

『他者責任の女王』と伝えてしまった彼女に、

私は謝罪をしたけれど、

決して許されるものではない。

それであれば、それを教訓として生きるしかないじゃないか。

上手くいったことに『なぜ』を問う。

『なぜ』で問うのは、小さな成功をした時。

たとえば、

子どもが素直に「わかった」と返事するとき。

※子育てに失敗した父としての私は、子どもに何を話しかけていいのか?よくわからない……

「『なぜ』、子どもは素直に「わかった」と返事したのか?」を問う。

すると、

  • 「子どもの気持ちに寄り添えた……」
  • 「父として言いたいことではなく、子どもがかけてほしい言葉を選べた……」
  • 「感情で話さなくなった……」
  • 「小さなことでも労うようにしていた……」
  • 「子どもたちの仕事を褒めた……」
  • 「子どもたちの一人格が尊重できるようになっていた……」

成功要因が無制限に出てくる。

『なぜ』を成功した出来事に問うと、やる気に繋がるんだ。

親の義務

子育て。

難しいんだよね。

二人の息子がいるけれど、

妻が一人で育てたようなもの。

そんな俺でも一つは親らしいことを教えた。

それは、やっちゃいけないこと。

「気持ちがいいか?」を問うこと。

やんちゃで、

何でもあり、

そんな子どもに、ある時、伝えた。

「それをして、気持ちがいいか?」

子どもから返事が返ってきた。

「気持ちよくない」

安心した。

彼には良心があった。

親は、もう一つ教えなくてはならない。

それが、『人生の真実』。

人間は生まれてから死ぬまで不完全。

「すべては未熟である。残りがあるとすれば許し」。

俺は、自分の不完全ぶりを見せすぎて、

子どもがよく学んだ。

著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、NLPトレーナー)

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会 代表理事
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング、カウンセリング、メンタリング、セラピー、コミュニケーション能力、コミュニケーション心理学)を提供。

エビデンスベースド(科学的根拠のある)心理学とコミュニケーション能力こそが社会人、ストレス社会、人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施中。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
椎名規夫トレーナー

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