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プライバシーと心のバランスを取り戻すために

プライバシーと心のバランスを取り戻すために

投稿日:2025年10月31日 / 最終更新日:2026年1月19日

便利さと引き換えに、私たちは「見られること」に慣れすぎてしまったのかもしれません。

SNSでは生活の一部が切り取られ、検索すれば過去の発言も簡単に見つかる。

日々を豊かにしてくれますが、同時に「秘密を持つ自由」を少しずつ奪っています。

「見られている感覚」が心に与える負担

誰かの視線を常に意識しながら生きると、人は自然と“良い自分”を演じようとします。

それは社会生活では必要なスキルでもありますが、長く続くと心が休まりません。

心理学的には、こうした状態を「持続的な自己モニタリング」と呼び、ストレスや自己否定感の原因になりやすいと指摘されています。

つまり、いつも“誰かの目”を気にする社会では、「自分らしくいる」ことがどんどん難しくなるのです。

「さらけ出すこと」が善になってしまった社会

現代では、「オープンであること」「正直に話すこと」が称賛されます。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

ですが、過度に求められると、「隠す=悪」「秘密=不誠実」という偏った価値観が生まれてしまいます。

本来、秘密は人を守るための心の壁です。

全てを共有しないことは、他人を拒絶する行為ではなく、自分の輪郭を保つための自然な防衛反応なのです。

「秘密を持つ自由」を意識的に取り戻す

今の時代に完全なプライバシーを保つのは難しい。

でも、心のプライバシーつまり「何を話すか」「何を話さないか」を選ぶ自由は、まだ自分の手の中にあります。

たとえばこんな小さな行動からでもいいんです。

  • SNSで「書かないこと」を決めておく
  • 夜はスマホを置いて自分の時間を持つ
  • 誰にも言わない“自分だけの楽しみ”をつくる

秘密は孤立ではなく、「自分を整えるための静かな時間」なのです。

「見せない勇気」が心を守る

情報があふれる世界では、何も隠さずに生きることが理想のように見えます。

でも、本当に大切なのは「見せない勇気」ではないでしょうか。

心の奥に、誰にも触れられない小さな空間を持つこと。

そこにこそ、人間らしい自由と安らぎが宿ります。

秘密は恥ずかしいものではありません。

それは、あなた自身を守るための優しい盾なのです。

著者プロフィール 猪瀬 健(マスターコミュニケーショントレーナー、NLPトレーナー)

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会 理事
厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当

1991年生まれ。茨城県取手市出身。

2007年6月、日本初のコミュニケーション専門スクールのコミュニケーショントレーナー™を統括・指導するマスターコミュニケーショントレーナー。 短時間で受講者と深い信頼関係を構築する能力や、場づくりをする能力が参加者から評価されている。

モットーは「人との関係性を大切にしたコミュニケーション」「出会った人に笑顔と元気を提供する」こと。

実績

  • 全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当
  • 独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当
猪瀬 健トレーナー

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