焙煎
投稿日:2026年3月22日 / 最終更新日:2026年3月22日
コーヒーに語りかけられる。
珈琲豆を焙煎するようになって、3年が過ぎた。
還暦を過ぎてから、
毎月100kgを超える生豆を焙煎するようになるとは、
誰が予想しただろうか。
それも、実家の家業の人気商品になっている。
深煎りのコーヒーは、
酸味が消え、苦味とコクが深まる。
いわば男性性だ。
浅煎りは、フレーバー勝負。
口に含んだときの香りと印象。
女性性だ。
最近、フレーバーに語りかけられる。
「私の味わい、これでいいの?」
そう言われているような気がしてならない。
コーヒーの名前も「ピンクブルボン」。
いかにも女性らしい名前だ(笑)
そこで、浅めに焙煎してみた。
口に含むと、
「こりゃ、一段とフレーバーがはっきりして美味い!」
だが、彼女はさらに訴えてくる。
「まだまだ、私のフレーバーを引き出して」と。
だから、朝一番で、
低温で時間をかけ、浅煎りにした。
熱はしっかりと入れた。
「美味い!」
ピンクブルボンが、
美しく微笑んでいるように感じた。
もしかすると、
「何を馬鹿なことを言っているんだ」と思う方もいるかもしれない。
でも、コンサルティングやWebデザイン、
エバーグリーンコンテンツの制作、
メンタリング(クライアントに合わせて、コーチング・カウンセリング・セラピーを自在に使い分ける技術)でも同じだ。
そのことに没頭していると、
相手が語りかけてくる。
ホームページなら、
「ここを改善してほしい」と違和感が伝わってくる。
改善すれば、
コンテンツが喜んでいるように感じられる。
どんな仕事も、お客様のフィードバックに基づいて改善していくことが基本だ。
しかし、珈琲豆の味わいは、その都度確認できるものではない。
そういうときは、
珈琲豆と会話しながら進める。
今日の驚きを、このブログに書くように。
ある出来事の背景と対話することは、
一人で深く考えるときと、どこか似ている。
さて、フレーバーが勝負の女性性の珈琲豆焙煎は、
どうやら苦手だったようだ。
今回のように、
語りかけてくるメッセージに寄り添う姿勢が大切なのだろう。
男性性の珈琲豆は、語りかけてこないのか。
いや、違う。
男の叫びに、耳を貸していなかっただけなのかもしれない(笑)。
そうか。
男性たちの声にも、耳を傾けてみよう。

















