日々の辛さ、不快から笑顔へ!父への手紙
投稿日:2025年9月22日 / 最終更新日:2025年9月22日
父への手紙
「眠れない」「ムカムカする」など、不快なことが悪いことではない
体は自然でしょう。自然に消化し、自然に排泄する。
体は自然で、人間の力ではコントロールできない。
「眠れない」「ムカムカする」は、人間の力ではどうすることもできない。人間の力で、出来ることは自然の現象から学ぶことだけ。
・呼吸している不思議。植物がなければ、酸素は作られない。人間が息を吐いて二酸化炭素を吐き出さなければ、植物は生きられない。呼吸できること自体が喜びであり、感謝だ
・鈴木さん、八本さんが、父の話を聞いてくれる。彼女たちが話すより、何倍も父の話を聞いてくれる。これも謎でしょう。人間は、誰もが話したい。話を聞いてもらえるだけで奇跡。感謝と喜びの中に生きている「眠れない」「ムカムカする」は、敵ではない。父の味方なんだ。
すべての出来事は、よりよく生きるために起きる。それらは苦しく不快かもしれない。でも、それらがすべて悪いことではない。「快苦」と「善悪」は、違うこと。快でも悪かもしれない。苦でも善かもしれない。良い部分に目を向けるんだ。
他人、出来事、自分の体、自分のいいところに目を向けるんだ。「眠れない」「ムカムカする」は、終わったこと。すでに過ぎ去ったことを悩んでもしょうがない。その出来事から、メッセージを得て、学びきるんだ。
生きるとは、より善く生きること。
生きるとは善だ。善とは、みんなにとって良いことだけを考え、行動すること。そうやって生きてきたじゃないか。昭和11年(1936年)生まれの父。
貧乏だったらしい。
高校の修学旅行は、仮病を使って行けなかった。
カメラマンになりたかったらしい。妹、3人の弟のために、実家の煎餅屋を継いだ。それから70年、せんべい一筋。立派だよ。今でも365日、年中無休で働く。お店を朝の6時前に開店させてしまう犯人でもある。
手紙を渡した翌朝。
「毎日毎日、寝る前に“寝られなかったらどうしよう”と
考えていた。“胃がムカムカして、目が覚めちゃったら
どうしよう”とも思った。不安だった。
いや、そうじゃない。毎日が恐怖だったんだ。
それがなくなった。ありがとう。
もう気にしない!」
家族を背負う時間。どれだけのプレッシャーが続いていたのか。
育ててもらったときが、熱いものとなって流れてくる。
元気を取り戻した。
元気な笑顔になった。
今朝も4時半に目覚めて工場を開けに行く。
あの親父、永遠に朝市で店を開けるぞ。
これまでの最も早い一番客、午前5時51分。(通常の開店時間は午前10時)
はっぱをかけてくるぞ。