未来は変えられない
「未来を変えたい……」「自分を変えたい……」
「人間関係に疲れた……」
「過去を整理したい……」
そんな思いに駆られたとき、彼の言葉が救いになるかもしれない。 「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」――これは、カナダの精神科医エリック・バーンの有名な言葉。 しかし、現実はまったく違うのではないか。 もし未来が「変えられる」…
【解説】伝わらない理由!情報とコミュニケーション
成果が上がらない伝え方のトレーニング まったく株に詳しくない。 日経平均が六万円を目指すという。「株が上がった」という情報は、ある人にとっては利益となる情報であり、別の人にとっては損失を意味する情報ともなり得る。そして、そのどちらにも属さず、まったく関心を示さない者も存在するだろう。 この事実が示しているのは、情報そのものに価値が…
幸せになりたい人は、そうならない
池田晶子さんの『あたりまえのことばかり』を読みながら、考えるばかりである。捉われない彼女の思考は、物事のほんとうを見抜いてゆく。感動を超えて、驚きの連続と、追いつかない思考の連続で、自由時間のほとんどを奪ってゆく。 幸せになれない理由 「私は幸せになる。」この言葉は、まだ幸せでないという前提がある。 「私は幸せにある。」こちらの言葉なら、既に幸せの中にい…コミュ力は、伝え方より受け方
伝え方を工夫しても、受け取ってもらえない 言葉が話せない赤ちゃんとのコミュニケーションを考えれば、コミュ能力の磨き方は明白であろう。 赤ちゃんは言葉にならない非言語で何かを訴える。そして母親が「お腹が空いている」「眠い」「抱っこしてほしい」と見極める。このことから、コミュニケーションの成功は、受け取る側の洞察力や器量に大きく依存していると言える。…
周囲の人と馴染めない……
安い言葉を話すより沈黙がいい。 愚痴を言うより、そこから学ぶ方がいい。 話さなくてもいいではないか。 沈黙の方が、しゃべりすぎるよりずっとずっと品格がある。 全国から見学に来る会社の経営者からの手紙 私はこの歳になって気づいた事があります。 幼い時から両親から読み書きの教育をされなかった。ただただ、後を継げと育てられ、高校、大学、社会…【解説】なぜ「悩む」と職場のコミュニケーションは解消しないのか?『バカの壁』に学ぶ人間関係の本質
養老孟司先生の『バカの壁』 大ベストセラー、養老孟司氏の言葉で知られる「バカの壁」とは、人が自分の理解できる範囲でしか世界を見ないという生き方を指しています。 それは、話が通じないのではなく、起きている出来事を“自分の脳が理解できる領域にしか変換していない”という現実です。 職場で「話が通じない」「価値観が合わない」と感じるとき、実は自分自身がその「壁の…離婚理由の圧倒的1位は「性格の不一致」。それは言い訳か。
私たちが主催する夫婦のコミュニケーション講座には、様々な背景で参加される方がいます。 そして、その代表的な参加動機を当協会の統計で見ると、次の通りです。 「価値観の違いに戸惑いを感じてきた……」(司法統計通り) 「仕事のストレスがパートナーに向いてしまう……」 「感情的なパートナーとの関わり方を知りたい……、会話が成立しない……」 「妻からコミュニ…引退の時……
来年で会社を閉じます。 うそでしょ……。 おいおい。まだ50代でしょ……。 理由は、 どうしようもないから……。 と言われても......、理由を聞けないよ。 怖くて……。 彼の仕事は順調。 その業界では、全国に名が知れ渡っている。 不器用で、 愚直で、 家族思い。 奥様が大好き。 一緒に出掛けるスーパ…【解説】存在しない「自己肯定感」を捨てませんか
そもそも「自己肯定感」とは何なのか? 「自己肯定感を高めよう」「自己肯定感が低いからダメなんだ」 この種の言葉は、日常のあらゆる場面で耳に入ってくる。 しかし、心理学はこれをどのように扱っているのか。
結論からいうと、自己肯定感には「統一された科学的定義」が存在しない。 たとえば、心理の国家資格である公認心理師試験では、これまで一度も…




