【解説】なぜ「悩む」と職場のコミュニケーションは解消しないのか?『バカの壁』に学ぶ人間関係の本質
養老孟司先生の『バカの壁』 大ベストセラー、養老孟司氏の言葉で知られる「バカの壁」とは、人が自分の理解できる範囲でしか世界を見ないという生き方を指しています。 それは、話が通じないのではなく、起きている出来事を“自分の脳が理解できる領域にしか変換していない”という現実です。 職場で「話が通じない」「価値観が合わない」と感じるとき、実は自分自身がその「壁の…離婚理由の圧倒的上位は「性格の不一致」。それは言い訳か。
私たちが主催する夫婦のコミュニケーション講座には、様々な背景で参加される方がいます。 そして、その代表的な参加動機を当協会の統計で見ると、次の通りです。 「価値観の違いに戸惑いを感じてきた……」(司法統計通り) 「仕事のストレスがパートナーに向いてしまう……」 「感情的なパートナーとの関わり方を知りたい……、会話が成立しない……」 「妻からコミュニ…引退の時……
来年で会社を閉じます。 うそでしょ……。 おいおい。まだ50代でしょ……。 理由は、 どうしようもないから……。 と言われても......、理由を聞けないよ。 怖くて……。 彼の仕事は順調。 その業界では、全国に名が知れ渡っている。 不器用で、 愚直で、 家族思い。 奥様が大好き。 一緒に出掛けるスーパ…【解説】無駄な「自己肯定感」を捨ててください。
そもそも「自己肯定感」とは何なのか? 「自己肯定感を高めよう」「自己肯定感が低いからダメなんだ」 この種の言葉は、日常のあらゆる場面で耳に入ってくる。 しかし、心理学はこれをどのように扱っているのか。
結論からいうと、自己肯定感には「統一された科学的定義」が存在しない。 たとえば、心理の国家資格である公認心理師試験では、これまで一度も…
TOP1%メンター養成コースとは?──言葉と“古の叡知”で人を支えるメンターへ
先日、「TOP1%メンター養成コース」が開催されました。 単なる“技術”や“コミュニケーションのテクニック”ではありません。 講座では、歴史上の思想家や宗教者、文人たちの言葉──たとえば ピーター・F.ドラッカー、 池田晶子、 道元禅師 などの“古の叡知”から引用される言葉の力と、その背後にある「意味」の深さに光をあてました。 そうした言葉は、…【解説】はじめてのコミュニケーションの学び方
コミュニケーションの8割は“言葉以外”で決まる 人は言葉よりも、表情・声のトーン・態度などの非言語情報に強く影響を受けます。 心理学の研究でも「言語より非言語が相手の印象に大きく影響する」ことが広く知られています。 表情は「相手の安心感」をつくる はじめて会った相手と話すとき、言葉そのものより「この人は安全か?」 が最初の判断基準になります。 …コミュニケーションから学ぶこと
日本コミュニケーショントレーナー協会のコミュニケーション講座が始まったのは東京校からでした。今では、オンライン講座がメインとなりましたが多くの参加者と「コミュニケーション」というテーマで学びを深めてきました。 ところでこれをご覧になっているあなたは「コミュニケーションを楽しめてますか?」という問いに何とお答えするでしょうか? もし「楽しめてない」という方がいらっしゃっ…
静寂から学ぶ
物静かな空間から学ぶことがたくさんあります。私一人しかいない空間で、静けさと仲良くなる。 私が存在している。という実感を強く感じるかもしれません。 安心を感じるかもしれませんし、寂しさを感じるかもしれません。 人によって感じ方は様々ですが、一人だからこそ気持ちや心と向き合い、「私」を知ることができ、何かに迷ったときは、静かな空間で私と向き合うことで「大切な何か」…
『自己肯定感』で悩まないことが賢い理由。
存在しない『自己肯定感』で悩む遠回り もし、『年が若返る感』という概念があったとしましょう。 そして、ある人が「私は『年が若返る感』が低くて…どうしたらいいんでしょう」と真剣に悩んでいたとしたら、どんなアドバイスをしますか? きっと、「そんなものは存在しないから、大丈夫だよ」と言うのではないでしょうか。 お察しの通り、『年が若返る感』という表現と同…孤独の微笑み
自分が選択してきた人生を信じられないのは、最高の孤独ではないのか。 救われたいと願った若かりし頃。
成功という幻想を追いかける高額セミナーに通った。
成熟することでしか実らない果実を、今すぐテクニックで咲かせようとした。
咲かなかった。
咲くはずがない。
成功など、どこにもないのだから。
在るとすれば、今。 自分の足…




