上司から「君はコミュニケーションがダメ!」と言われました。

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会

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部下は上司を選べない...

上司に恵まれた部下は幸せです。
なぜならば、ストレス無く仕事に取り組めるからです。
さらに、良い上司が部下の能力を開花させるからです。

ところが、多くの部下は上司に恵まれず、仕事場がストレス源になっているようです。
(上司が変われば、良い想い出になるのですが…)

ある日の講座に、上司からの命令で参加した方がいらっしゃいました。その方は、上司からの言葉に傷つきながら、コミュニケーション能力1級コースに参加されていました。

その方に参加理由をたずねると、典型的なダメ上司のコミュニケーションパターンが表れていました。

「君はコミュニケーションがダメだね…」
「何を言っているのか?さっぱり分からない…」
「どこかで勉強して来い!」

こんなことを言われたら、人は深く傷つきます。

もし、優れた上司であれば、言葉を選んで伝えます。
必ず、合意を取りながら会話を進めます。
上司:「いつも良くやってくれてるね。ありがとう。
    そこで、もっと良い仕事をしてもらいたいから、
    お願いがあるんだけれど伝えてもいいかな?
部下:「はい。どの様な事ですか?」
過ぎれたコミュニケーターは、必ず合意を取ります。

合意を取った後で、次のように続けます。
上司:「もっと、意思疎通を上手くやりたいんだ。
    僕はコミュニケーションを学ぼうと思うんだ。
    君もコミュニケーションを学んでくれないかな?」
部下:「承知しました」

このような会話になるでしょう。
これが、部下を育てられる上司のコミュニケーション能力です。

しかし、自分のことで精一杯の上司には、それが出来ません。

そうです。
上司に恵まれたら、部下が傷つかなくて済むのです。

上司が部下に指示を出すときのコミュニケーションの公式です。

1.良い部分を労います。
2.合意を取ります
3、その後で、指示・要望・提案を伝えます

『労い』+『合意』+『指示・要望・提案』の順番で伝えるのが、部下に指示を出すときの基本の原則です。

しかし、現実は、こうなりません。

上司の仕事のストレスが怒りとなって部下に向く!
部下を傷つける言葉は、上司の未熟さである場合がほとんど・・・

経団連は企業が人材採用時に最も重視する要素として、2004年より連続で「コミュニケーション能力」を第1位にあげています。

そして、それが毎年のように話題になります。

不思議ですね。
なぜ、いつまでも「コミュニケーション能力」が第1位なのでしょう?

その大きな理由の一つが、
「君はコミュニケーションがダメだね…」
「何を言っているのか?さっぱり分からない…」
「どこかで勉強して来い!」
この様に感情的な上司が組織の中には、沢山、存在しているということです。

そうです。
社会に出ていく者たちにも問題があるかもしれませんが、受け入れる側にも大きなテーマが隠れているのです。

上司に傷つけられて参加する部下。
「君はコミュニケーションがダメ。どこかで勉強して来い!」と感情的に言われて参加する方と会うたびに、受け入れる側の問題を痛感します。

私たちは、上司のストレスのはけ口が部下になっていると考えています。

 

だから、部下は自分を守るテクニックが必要です。

そこで、誰にでも簡単にできるコミュニケーション法をお伝えします。

コミュニケーションには原則がいくつかあります。
その一つが、「コミュニケーションの主人公は受け手」ということです。

そして、
「コミュニケーションの主人公は受け手」の原則に沿った2つのテクニックがあります。そのテクニックが『受容』と『問いかけ(質問)』です。

『受容』とは、相手の言葉を肯定も否定もしないで受取るテクニックです。
上司から「君はコミュニケーションがダメ」と言われた時、部下が次のように対応するのが受容です。
「私のコミュニケーションのことですね」
「コミュニケーションがダメなんですね」
と相手の言った言葉を復唱して伝えることです。それを『オウム返し』と言います。

そして、コミュニケーションが上達すると、「率直に伝えていただきありがとうございます」と受容することができます。

そして、『受容』してから、『問いかけ』します。
「具体的に教えてください?」
「詳しく教えてください?」
「どんな時に気になったのですか?」
とやわらかく『問いかけ』で返します。

『問いかけ』で返すと、相手が色々教えてくれます。
相手が何かを言ってきたら、再度、『受容』と『問いかけ』で対応すればいいのです。


「コミュニケーションの主人公は受け手」の原則のテクニック。

•『受容』:相手の言葉や態度を受け取る
•『問いかけ』:『受容』したら、相手の伝えたい事を理解できるように問いかけます。
『受容』+『問いかけ』を繰り返します。

すると、コミュニケーションの主人公は相手のままです。
主人公が相手であれば、相手がもっとしゃべりまくります。

するとどうなるか?
上司は自分の負の感情や大人気なさに気づいて、部下に丁寧に対応するようになるでしょう。
もしくは、上司は一方的に話すをのを止めます。

対応を間違うと、上司の怒りの火に油を注ぐことになります!

上司から「君はコミュニケーションがダメ」と言われた時の対応を間違わないでください。
以下の対応はかなりヤバイです。

1.「…」。黙る、最悪です。
2.「分かりました…」。上司は怒る。理由は「分かってるなら、もう繰り返すな!」と思うからです。
3.「なぜ、そう思うんですか?」。受容しないで質問する。特に「なぜ」は、相手の怒りに油を注ぐようなものです。

この様な対応が未熟な上司の怒りに火をつけることになります。

やわらかいタッチで『受容』+『問いかけ』を繰り返していれば、上司は冷静にあなたの話を聞く耳を持つかもしれません。

ところが、この『受容』+『問いかけ』を繰り返す簡単なことが難しいのです。

「コミュニケーションの主人公は受け手」という原則を忘れ、
主人公が自分になってしまうのです。

このように、
コミュニケーション能力を上達させるには、
基本のテクニックを積み重ねていくことが大切です。

追伸:機会があったら、
どのように自分の考えや意見を伝えればいいのか?
そんな質問にも答えてまいりたいと思います。

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