上司から「君はコミュニケーションがダメ!」と言われました。

上司に恵まれていれば、
部下が傷つくような言葉は言わないでしょう。

なぜならば、
「君はコミュニケーションがダメ」
「どこかで勉強して来い!」
などという言葉で人は傷つくからです。

もし、優れた上司であれば、
部下の欠点に気づいたとき言葉を選ぶはずです。
「いつも良くやってくれてるね。
 そこで、もっと良い仕事をしてもらいたいから、
 コミュニケーション能力に研きをかけてくれないか?」
このように伝えるでしょう。

良い部分を労って、
それに加えて要望・提案をするでしょう。

『労い』+『改善・提案』で伝える。
上司が部下に改善を求めるときの常識的な、
コミュニケーションパターンです。


上司の仕事のストレスが怒りとなって部下に向く!
部下を傷つける言葉は、上司の未熟さである場合がほとんど・・・


経団連は企業が人材採用時に最も重視する要素として、
2004年より連続で「コミュニケーション能力」を第1位にあげています。

そして、
それが毎年のように話題になります。


不思議ですね。
なぜ、
いつまでも「コミュニケーション能力」が第1位なのでしょう?


その大きな理由の一つが、
「君はコミュニケーションがダメ。どこかで勉強して来い!」などという上司が、
組織の中に沢山存在していることです。


そうです。
社会に出ていく者たちにも問題があるかもしれませんが、
受け入れる側にも大きなテーマが隠れているようです。

ですから、
「君はコミュニケーションがダメ。どこかで勉強して来い!」と言われて、
私どもの講座に参加される方に触れるたびに、
受け入れる側の問題意識を痛感します。


だから、部下は自分を守るテクニックが必要です。


そこで、
誰にでも簡単にできるコミュニケーション法をお伝えします。

コミュニケーションには原則がいくつかあります。
その一つが、
「コミュニケーションの主人公は受け手」ということです。

そして、
「コミュニケーションの主人公は受け手」の原則に沿った
2つのテクニックがあります。
そのテクニックが『受容』と『質問』です。

『受容』とは、
上司から「君はコミュニケーションがダメ」と言われた時、
あなたが、
「私のコミュニケーションのことですね」
「コミュニケーションがダメなんですね」
と相手の言った言葉を復唱して伝えることです。
それを『オウム返し』と言います。

そして、コミュニケーションが上手ければ、
「率直に伝えていただきありがとうございます」
と受容することもできます。


そして、『受容』してから、
「具体的に教えてください?」
「詳しく教えてください?」
「どんな時に気になったのですか?」
とやわらかく『質問』します。

原則「コミュニケーションの主人公は受け手」に則ったテクニック。
•『受容』:相手の言葉や態度を受け取る
•『質問』:『受容』したら自分が理解できるように質問する
『受容』+『質問』を繰り返します。

すると、
コミュニケーションの主人公は相手のままです。


間違うと上司の怒りの火に油を注ぐことになります!


上司から「君はコミュニケーションがダメ」と言われた時、
間違ってもてもあなたは、
「なぜ、そんなことを言うのですか?」と言わないでください。
「だから、コミュニケーションがダメだって言ってんだ!」と、
未熟な上司の怒りに火をつけることになるからです。


やわらかいタッチで『受容』+『質問』を繰り返していれば、
上司は冷静にあなたの話を聞く耳を持つかもしれません。

但し、この『受容』+『質問』を繰り返す簡単なことが難しいのです。
「コミュニケーションの主人公は受け手」という原則を忘れ、
主人公が自分になってしまうのです。

このように、
コミュニケーション能力を上達させるには、
基本のテクニックを積み重ねていくことが大切です。

追伸:機会があったら、
どのように自分の考えや意見を伝えればいいのか?
そんな質問にも答えてまいりたいと思います。

ページの先頭へ